平成30年度全国教育研究所連盟総会・研究発表大会

■1日目(6月14日~開会式・講演会)

 1日目は,開会式に続いて、国立教育政策研究所生涯学習政策研究部の総括研究官 志々田まなみ氏による「学校と地域でつくる学びの未来~地域学校協働活動の意義と課題~」と題した講演。「地域に開かれた学校づくり」から「地域とともにある学校づくり」にするために、いっしょに何かを行う活動が大事になってくるという内容で、地域力とは体制整備+人材育成+成果普及だとのこと。地域の資源を生かした「授業づくり」の大切さも力説していました。

■2日目(6月15日~総会・研究発表大会)

 2日目は、全国教育研究所連盟の総会に続いて、研究発表大会の全体会と分科会が行われました。印象に残った研究をいくつか紹介します。

 ○奈良県立教育研究所・・・アクティブ・ラーニング「プランニングノート」を開発。資料として研究内     

  容のDVDもあります。

 ○大阪府教育センター・・・理論・実践・検証をひとつのまとまりとした「ユニット研修」がとてもユニ

  ークです。   

 ○星槎大学附属研究センター・・・保健体育を中心とした「ジグソー法」の取組。今後、ジグソー講義指   

  導案とジグソー実技指導案にも取り組んでいくそうです。

 ○京都府総合教育センター・・・「京都式ワークシート」が注目です。

 ○千葉県総合教育センター・・・「特別支援学級専門性向上バッケージ」の教育課程編成は、クリックひ

  とつでいろいろなことが確認できるという優れもの。  

6月14日、15日に山形県天童市において標記大会が開催されました。全国各地から連盟加盟期機関の所長、所員、研究員、教育関係者が150名ほど集い、実践研究等の成果をもとに、研究発表が行われました。